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*属魂+堕天**探索記。

 しゅん、と美言は草むらに座り込んだ。
 目尻には涙が溜まる。

 主からの頼みで松影の森探索をしてたのだが、気付けばお気に入りの洋服が汚れてしまっていたのだ。
 白くひらひらとしたワンピース。ごたりとした飾りはなく、裾の方に花の模様が入っている、シンプルなデザインのものだ。
 美言は普段からはこういう清楚な感じのものは着ないのだが、主に進められてしまえば着ないわけにもいかない。そもそも、こういうデザインは嫌いなわけではない。むしろ、すきだ。すきだが、普段から着るにしては探索向きではない。
 頭では判ってはいた。
 けれど、探索前に和空とデートしていたその余韻を消したくなくて、脱ぐのがもったいなくて、……このまま来てしまったのだ。

(和空も褒めてくれたのに…)

 ワンピースには、汚れだけでなくところどころに切れたような跡も入っている。
 後悔、とは、まさにこういうことだ。
 でも、探索はしなければ。主にはよろこんでもらいたい。

(……)

 けれど、なかなか気力が回復しない。
 このままでは戻る時間になってしまう。でも。


「あの…、どうしました?」


 遠慮がちに掛けられた声に、美言は顔を上げた。
 いたのは、黒い双眸に青色の短髪をした青年。

「……探索してたの」
「あぁ。きみもなんですか」

 あっさり納得され、どうも青年も自分と同種族らしい。
 緩慢に立ち上がると、美言は答えた。

「そしたら服が汚れちゃって……」
「判ります。探索してると、どうしても汚れちゃいますよね」

 青年は苦笑気味にそう返すと、落ち込む美言に訊いてきた。

「良かったら手伝いますよ?」
「ぇ?」
「洋服。それ以上汚れるのは避けたいですよね? 大変そうなところは自分が探しますから、きみはあまり草が生えてないところを狙って探してください」

 思わぬ助けに、美言は潤んでいた瞳を丸くした。

「…いいの?」
「はい。自分の方も探索しますし、構いませんよ」

 快く、青年は頷いた。

*****


属魂+堕天、妄想書き散らし小説(待)。

美言に着せたワンピース、どう考えても探索向けじゃないよね。あれで探索したら、確実汚れる!
じゃぁ、堕天の方と裏で繋がってたら…?

と・思ったことで出来た話。

ラグナロク、てゲームでよくアンソロコミックが描かれてるので、そんな風味で妄想です(笑)。
青年側から見たら、和泉の森なのですよ(なんで)。

美言と豪くんは、本編では一切接触ないですが、まぁここでのお遊びなので☆
豪くんともかく、美言は本編では『清空』祭司部の声歌師です。アルト。
和空は、本編での美言の恋人。同じく祭司部声歌師。担当はテノール。なつきゃら。

うん……あと、本編だと別に、主、ていない(笑)。


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